「(2010年6月12日ブログ〜生活習慣とギックリ腰〜より)
40代男性。3日前にギックリ腰を起こし、左腰が痛くておじぎの動作がほとんどできない。
(中略)今回の男性は肩甲骨の間にある、胸椎2番と3番がくっついたようにガチガチになっていました。
ここは肩の動きの中心となる椎骨でもあり、左肩の動きが鈍くなって、右と比べるとバンザイがしにくくなっています。
肩の動きが悪くなると、同じ側の腰の動きにも影響が及びます。
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今回の男性では、肺の神経が集まっている胸椎2,3番が肩の動きを悪くさせ、肩の動きの悪い分だけ、腰も連動して動きが悪くなり、ギックリ腰につながっていました。
肩と腰、言い換えると肩甲骨と骨盤が連動しており、どちらかが歪んだり動きが悪くなったりすると、もう一方もつられてしまうのです。
別の方の例ですが、うつ伏せでお尻の左右のラインが大きく違っているくらい骨盤の位置がずれていた女性の骨盤矯正をしようとしたとき。最初、いくら骨盤自体を整えても反応しませんでした。
そこで、バンザイがしにくかった右腕を右肩甲骨で調整したところ、骨盤はきれいに整ってしまいました。
この女性には、その時点では腰痛も四十肩もなく、ただ肩こりのみのお悩みでしたが、そのままにしておくと、いずれ先述の男性のような状況につながる可能性があります。
痛みも何もなくても、現在の体のバランス状況をチェックし、整えておくと、自分がどんな痛みを発生しやすいか、またそれを防ぐには日頃どうしたらいいのかを知ることができるのです。
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