骨盤と整体の情報館歯の痛みと骨盤調整


「(2010年1月23日ブログ〜歯の痛み〜より)

50代女性。左上の歯が痛い。歯医者に行っても異常なしとのこと。

月に一度来て下さっている女性から施術後、「今日の施術では、左の肩や首、腕がいつもより痛かったですが、左の歯の痛みと関係ありますか?」との質問をいただきました。大いにあります。

虫歯がひどくなると歯医者さんでは神経を抜いて処置するように、歯にも神経が伸びています。

歯の神経は首からの神経と連絡しており、そこからまた肩や腕の神経とも連絡しています。

よって、歯が痛めば、その箇所と連絡のある部位、今回であれば左腕や肩などにもにも凝りや痛みが出現することがあります。

逆に、肩や腕の歪み、さらには全身の歪みが歯の神経に伝わって、虫歯ではないのに、歯の痛みにつながることもあるのです。歯の歪みと言ってもよいでしょう。

上の歯の歪みは、均整法12種体型のうち「骨盤型」の歪みに分類されます。(後略)

「骨盤型の歪み」とは、単に骨盤が歪んでいることではありません。

均整法では体型を12種類に分類しています。そのうちのひとつが骨盤型。他に肋骨型、前後型などがあり、それぞれの体型で、背骨に歪みの出やすい箇所が決まっています。

骨盤型では上から順に、頚椎3番、頚椎7番、胸椎4番、胸椎8番、胸椎12番、腰椎4番、仙椎3番です。

骨盤の歪み、特に股関節の内外旋動作に特徴がないかどうか、また、上記の椎骨に歪みが出ているかどうかなどを観察し、体型が骨盤型であるかどうかを見極めていきます。

 

ブログ内では、歯と腕の神経連絡から、どちらかが痛むともう一方も影響を受けやすいことをお話ししました。ここでは別の見方をしてみましょう。

先述の骨盤型椎骨の中で、腕の痛みに関係が深い椎骨は胸椎4番。特に尺骨側(小指側)の痛みとのつながりが強いと言われています。

このことから(1)「骨盤の歪み」→「頭蓋骨の歪み」→「左上の歯の痛み」、(2)「骨盤の歪み」→「胸椎4番の左への歪み」→「左腕の痛み」という2本のラインを推測することができます。

直接的な神経連絡に加えて、全身の歪みとの関係も押さえていくことが、根本的な調整には必要なのです。


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