「(2009年3月7日ブログ〜肩が抜けるように痛い〜より)
40代男性。一ヶ月ほど前、子供と河原遊びで石を投げてから、右肩が抜けるように痛い。
両方の肩を触らせていただくと、右肩後ろの筋肉が一カ所、凝り固まったように、非常に緊張していました。小円筋(しょうえんきん)という筋肉です。
肩周辺には、小円筋を始め、大円筋、棘上筋、棘下筋、肩甲下筋など、たくさんの細かい筋肉が束になって集まり、肩関節を支えています。その支えの仕事をしている筋肉のひとつに負担がかかりすぎ、腕の重さを支えられなくなっている様子。野球などでも、とても痛めやすい部分です。 |
肩周辺には上記の通り、肩を支える細かな筋肉が集まっています。よって肩が痛む場合にはそれらをひとつずつしっかり観ていくことも大切です。
同時に、痛めた肩と全身が、どのような歪みのつながりになっているかを見極めていかなければなりません。
例えば背中側の大きな筋肉「広背筋」。ボディビルダーが逆三角形の上半身ポーズを作るときに重要な筋肉です。

出典 「広背筋〜Wikipedia〜」
広背筋は肩から腰まで伸びているため、広背筋の腰側が硬くなると、肩の動きにも影響が現れます。
広背筋の腰側はそのまま骨盤(仙骨)まで覆っていますので、骨盤の歪みが広背筋を通じて肩の動きを制限し、時間の経過とともに肩の痛みにつながることもあるのです。
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