骨盤と整体の情報館肝臓疲労からくる骨盤の歪み


「(2009年2月7日ブログ〜ギックリ腰を繰り返してしまう〜より)

50代男性。慢性的な腰痛で、調子がよいときと悪いときの波がある。今回来院時は、ちょうど悪い波のときで、昨日から念のために腰痛ベルトを巻いて仕事をしていたとのこと。

立ち姿を観させていただくと、右腰(右骨盤)を外側に張り出すような姿勢になっています。

(中略)全身を詳しく観させていただくと、右の肋骨全体が、左に比べてとても硬く、弾力がなくなっていました。

右の肋骨が緊張して右の骨盤を引っ張り上げたために、それを上下につなぐ右腰の筋肉に負担がかかっており、見た目では右の腰が横に張り出し、急性腰痛のときと同じ姿勢になってしまったようです。

右の肋骨内に収まっているものといえば肝臓ですから、施術は12体型でいうと左右型(消化器型)調整により肝臓を整えていきます。 肝臓が整い、外側の肋骨にまで及んでいる緊張感をゆるめていことで、引っ張り上げられている骨盤は、もとの位置に下がっていきました。

「肋骨が骨盤を引っ張り上げる」と聞いても「???」かもしれません。

正確には肋骨が、その中にある肝臓の凝りにつられて縮こまると、肋骨と骨盤をつないでいる筋肉「腰方形筋」や「腹斜筋」を通して、骨盤を引き上げてしまいます。

また、直接肋骨と骨盤をつないでいるわけではありませんが、大腰筋も肝臓疲労の反応につられて縮こまりやすい筋肉ですので、やはり骨盤を引き上げることに一役買ってしまうのです。


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